2025年6月10日(火)、新潟経営大学にて、加茂市の老舗菓子処「京家」の代表取締役社長 中林様、および株式会社civichub様をお迎えし、西村ゼミの学生による合同プロジェクト報告会を開催いたしました。

当日は、ゼミで進めている2つの大きなプロジェクトについて、学生から進捗を報告しました。
一つ目は、株式会社ぱすたみすた様の「マカロニチップス」リブランディングプロジェクトです。学生たちは、新ブランド「macamoni」を立ち上げ、コンセプト、ターゲット層、5種類のフレーバー選定、今後の販売計画について発表しました。このプロジェクトは、学生の視点を活かして既存商品の魅力を再定義し、地域活性化に貢献することを目指しています。
二つ目は、京家様のベトナム市場開拓に向けた新商品開発およびプロモーション計画です。学生からは、ベトナムの若者をターゲットとしたホームページのコンセプトや、SNS(TikTok)を活用した動画マーケティングの提案が行われました。
報告を受け、中林社長からは、53年の歴史を持つ京家のお菓子作りへの想いや、大ヒット商品「かりんとう饅頭」が口コミでロングセラーとなった背景など、貴重なお話をいただきました。
特に、ベトナム向け新商品開発については、「単に地名を入れるだけでなく、味・形・素材で『加茂らしさ』という具体的な物語を商品に込めなければ、ロングセラーにはならない」という、示唆に富むアドバイスを頂戴しました。中林社長が試作した「ドライフルーツ入りサブレ」は学生の試食では大好評でしたが、社長によると、発色など工夫の余地があるとのこと。しかしながら、今後の開発の方向性がより明確になりました。
会議の最後には、今後のアクションアイテムとして、学生側で約20件の商品アイデアを整理し提案すること、そして京家様側で試作品の改良案を検討いただくことが決定しました。
今回の報告会は、学生たちが日頃の研究成果を実践の場で試し、企業経営者から直接フィードバックを得る、まさに「超リアルタイムPDCA」 の機会となりました。西村ゼミでは、今後も地域企業との連携を深め、学生の成長と地域社会の発展に貢献してまいります。
次回の会議は6月24日に予定されています。
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