今週は、SNS班の学生たちと熱いミーティングを行いました。今回のトピックは、我々の動画チャンネルのコンセプトを、これまでの“地元のお菓子紹介”から大きくスケールアップさせ、“日本文化+お菓子を世界へ”という壮大なテーマへと進化させること。活発な議論を経て、教員である私自身の考えも交えながら、今回のミーティングの成果をレポートします。
コンセプト拡張の理由と議論ポイント
ミーティングで飛び出した意見は以下の通りです。
- 「興味関心から入る導線」: 商品単体で紹介するのではなく、背景にある文化、歴史、人々のストーリーでまず興味を引きつけ、その流れでお菓子へと繋げる方が、初めてチャンネルを訪れる海外の視聴者にも響くのではないか。
- 「多彩な切り口」: これまでフォーカスしていた地元のお菓子屋さんだけでは、どうしてもネタが限定されてしまう。しかし、料亭、祭り、着物体験など、“文化+味覚”を掛け合わせることで、動画の更新頻度と話題性を高めることができる。
- 「国際交流の媒介」: 主要な視聴ターゲットとしてベトナムを据えつつ、英語字幕も併用することで、「世界に開かれたチャンネル」を目指す。SNSでのコメントを積極的に拾い上げ、次回の企画へと反映させる好循環を生み出す。
新作ショート動画:「加茂の街と着物」
今週公開したばかりの新作ショート動画をご紹介します。舞台は、私たちの地元、新潟県加茂市。美しい街並みの中での着物レンタル体験を、わずか50秒に凝縮した映像です。ぜひご覧ください!
- 文化と商品をつなぐハブ: 加茂の美しい風景や着物体験の後で、同じ越後圏内の銘菓を紹介することで、「旅の思い出を味で持ち帰る」という魅力的なストーリーを創り出すことができます。
- 地域間連携のモデルケース: 将来的には、長岡や燕三条といった近隣都市の魅力的な工芸品も取り入れ、“越後カルチャールート”としてのシリーズ化も視野に入れています。
- 海外映え素材の宝庫: 春の鯉のぼりや冬の雪景色など、海外の視聴者が一目で“日本らしさ”を感じ取れる象徴的なビジュアルが多いことも魅力です。
教員としての今週の所感
学生たちの主体性を尊重しつつ、私自身は「チャンネルが目指すビジョンを常に明確に示す役割」を改めて強く意識しました。これまでのコンテンツを、“売るための動画”から“一緒に文化を味わう旅”へと再構築できたことは、大きな進歩だと感じています。
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